科目名: 日本・アジア文学研究A
担当者: 和田 勉

対象学年1年 クラス[001]
講義室大学院講義室1 開講学期通年
曜日・時限水2 単位区分選択
授業形態一般講義 単位数4
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)日本の近代小説を毎週一編精読することにより、その作品の特質を解明する。作品を分析する際に最も適切な方法を考案するように指導する。また、作品論から作家論へ、作家論から文学史論への視座も育成する。
講義内容・演習方法(講義企画)日本の近代小説の中から、毎週一編を採り上げて分析する。主題、構成、文体、登場人物といった分析のみならず、執筆動機、他の作品との関わり、事実と虚構(作品)との関わり、近代文学史における位置などを掘り下げる。また、記号論や比較文学などの視点、フェミニズム批評、民俗学や心理学などの隣接諸科学も、必要に応じて援用しながら分析する。
評価方法・評価基準レポートや発表内容や出席状況などを総合して判定する。レポートについては、従来の説を踏まえた上で、創見を積極的に展開すること。
履修の条件(受講上の注意)毎週予習して授業に臨むこと。
教科書上杉省和・大里恭三郎編『現代短篇小説集』双文社出版 1981年
参考文献三好行雄『作品論の試み』筑摩書房 1993年

学燈社編集部編『近代文学現代文学 論文・レポート作成必携』学燈社 1999年
特記事項(その他)年に6回位、授業中に小レポートとして作品論を提出させる。